松平彩子/豆皿/紫

テーブルに咲く小花のような松平彩子さんの豆皿。

淡く優しい紫色、手仕事ならではの細かな模様、手にすっぽりと収まる小さなサイズ。その全てに一目惚れをした素敵な豆皿をご紹介します。

こちらの作品を作っているのは、大阪を拠点に活動されている陶芸作家・松平彩子（まつだいらあやこ）さん。

テレビで「やきもの探訪」を見たことがきっかけで陶芸に興味を持ち、京都造形芸術大学に入学して陶芸を学んだそう。

小さなサイズだけど存在感があって、テーブルに華やかさを加えてくれる、宝物のように大切にしたくなる可愛らしい豆皿です。

紫陽花を思わせる繊細な模様。

松平さんの手で一つ一つ丁寧に削り出された模様と形は、まるで紫陽花のよう。つるりとした質感も美しいんですよ。

この特徴的な模様はどうやって削っているのか伺ったところ、傘の骨を使った道具を手作りして削り出しているのだそう！道具から松平さんご自身の手で手作りしているところにもこだわりを感じます。

手間隙かけながらこの模様を生み出しているんだな〜と思うと、より一層愛着と愛おしさが増しますね♪

着物をイメージした淡い色合い。

つるりとした釉薬のツヤ感と淡い紫色が素敵な豆皿。

この色合いは、着物の麻を染めたような淡く少しくすみのある色をイメージしているそう。落ち着いた紫色は食卓にさりげなく彩りを添えてくれます。

削り出した部分に釉薬の濃淡がくっきりと出ていて、模様の美しさが際立っているのもこの豆皿の魅力。

日々使うことを考えて、裏側の高台には丸みをつけ、テーブルが傷つきにくいように配慮されています。松平さんの細やかな気遣いも嬉しいですね。

色々使える愛らしい豆皿。

この豆皿は直径が約7.5cm。
紫陽花のような形やつるりとした質感、そして手に収まる小さなサイズに私たちも惚れ惚れ！

豆皿ってつい集めたくなる可愛さがありますよね。色々と使い回しが効くのも嬉しい♪

例えば角砂糖を乗せて、コーヒーや紅茶を注いだカップと一緒にテーブルへ。ティーバッグを置くのにも良さそうです。

小さな和菓子にもぴったり◎木のお盆や湯のみなど、和の雰囲気にも似合いますよ。

梅干しやお漬物、ちょこっとおかずを盛るのにも丁度良いし、リングやピアスなどアクセサリーを置いてトレイのように使うのも良さそう。1枚持っていると沢山活躍してくれます！

食卓をふんわりとした可愛らしさで包んでくれる松平彩子さんの豆皿で、穏やかな時間をお過ごしくださいね。